Dover Street Market London - Cover

Dover Street Market London


ドーバー・ストリート・マーケット(DSM)ロンドンで2シーズン目を迎えるにあたり、DSMロンドンのチームに感謝の意を示そうと考えました。Noahは、DSMロンドンの店内に自宅のようにくつろげるスペースを作り、思い通りにビジネスを行う機会を得ることができました。このような自由と思いやりは、DSMがこの業界において唯一無二の存在であることの証であり、デザイナーひとりひとりが、他人にどう見られるかではなく、自ら望む形で表現できているという成功例を示すものでしょう。これは、DSMを裏で支える人々の人間性とクリエイティビティから生まれるものです。Noahは、2017年春夏 DSMスペシャル・コレクションを発表できることを誇りに思います。

Noahが大切にしているテーマに沿って(そしてドーバー・ストリートへのオマージュとして)、今回再びサメをフィーチャーしました。これは、サメの襲撃を恐れる人々がいる一方で、サメ自身は人類から受けるはるかに深刻な危険に直面しているという皮肉な状況があることを示しています。

現在、人間がサメに襲われる件数の世界平均を5年にわたり調査したところ、年間の発生件数は82件で、そのうち甚大な被害はわずか4件でした。一方で、年間1億頭のサメが人間によって殺されています。そのうち7,300万頭はフィニング(生きたサメのヒレを切り落とし、体を切り刻まれた後に海に捨てる)という野蛮な行為によるものだと考えられています。そのほとんどが国際的な漁業規制を無視して行われているため、正確なデータを得ることは不可能です。しかし、私たちがサメを恐れるよりも、サメという種が人間を恐れていることは明らかです。

海洋捕食の頂点にいるサメは、他の種が重要な生息地を過食するのを防ぐことで、様々な海洋生態系のバランスを保っています。つまりサメの存在は怖いものではなく、生態系の健全性の証なのです。サメは成熟が遅く、年間産卵数が少ないため、個体数が回復するよりも早く、殺されてしまっている現状があります。人間の恐怖と無知が作り出した汚名を返上し、この極めて重要な魚の仲間を保護するために。今がその行動の時です。

Noahとドーバー・ストリート・マーケット・ロンドンは、今シーズンのスペシャル・コレクションの売り上げの10%、および限定生産の2ポンドのステッカーの売り上げの100%を、イギリスのプリマスを拠点とする保護団体シャーク・トラストに寄付します。

このコレクションは明日2017年4月20日にオンラインショップshop.doverstreetmarket.comとドーバー・ストリート・マーケット内Noahスペース(18-22 Haymarket, London SW1Y 4DG, UK 地下1階)の両方で発売されます。営業時間:月曜~土曜11時~19時、日曜12時~18時