フェミニエスト・バードクラブは2016年の発足以来、バードウォッチングにおける社会的公平性に力を入れてきました。警察による暴力、そしてセントラルパークでエイミー・クーパー氏がバードウォッチング中の男性クリス・クーパー氏を通報した事件があった後、反人種差別は世界のバードウォッチャーにとって緊急に取り組むべき問題になりました。

 

 

大規模かつ歴史のある自然保護団体はいずれも、組織内の人種差別と向き合うことになり、一方でBlack Birders WeekやFlock TogetherのようなBIPOC主導のイニシアチブが結成されました。このような前向きな変化の始まりを見られることはとても嬉しいことであり、BIPOCやクィアのバードウォッチャーたちがこれまで取り上げられてきた機会を得られるよう、資源の再配分が継続されることを心から望んでいます。多くの種の存続は、文字通り、保護コミュニティが差別や人種差別の歴史的構造を打破できるかどうかにかかっています。このような課題はありますが、パンデミックによる制限が何千人もの人々にバードウォッチングを始めるきっかけを与え、多くの人にフェミニスト・バードクラブを知ってもらえたことはとても嬉しいことです。ロックダウンが始まってから、少なくとも5、6千人のフォロワーが増え、世界中で30を超える支部設立の要請がありました。バードウォッチングは、ソーシャルディスタンスを保ちながら外に出ることができるので、今のように困難な時には最適でしょう。根気と静寂を作り出すと同時に、「能動的な視線」と集中力を必要とします。そして、どこにいても穏やかな時間を見つけることができます。バードウォッチングは自然保護を考えさせられることが多く、この分野について学ぶことは、環境破壊の現実を知るという重荷を伴うかもしれません。しかし、自然界を観察し、共生する喜びに触れられるようになることは、これまで以上に非常に重要なことなのです。-モリー・アダムス、FBC創設者

 

ラミエル・オーガスト(FBCメンバー):

私の名前はラミエル・オーガスト。ニューヨークのクイーンズ出身です。詩人/アーティストであり、オーデュボンNYCのボランティアであり、オーガナイザーでもあります。私は20代のほとんどの時間をバードウォッチングに費やしましたが、2年前までは組織的な活動だとは知りませんでした。『タイムズ』誌を読んでいた時、モリーとフェミニスト・バードクラブについて書かれた記事を見つけました。私は興奮のあまり彼女にDMを送りました。そして、FBCのメンバーになり2年になります。私がバードウォッチングで一番好きなのは、セントラルパークの「ランブル」のような場所で感じる静けさと穏やかな感覚です。自分だけが存在し、木々のざわめきを感じ、そして時折リスに驚かされます。でも最近ヤマシギは私を避けているみたいです。それをどう捉えればいいのかわかりませんが。

パビータ・サハ(FBCメンバー):

私はパビータ・サハ、ニュージャージー州モントクレア出身の科学ジャーナリストです。TikTokでローラーダンスを見たり、子犬のJoleneのお腹を撫でたり、サモサを食べたり、地域の助け合い活動を手伝ったりする以外の自由時間のほとんどをバードウォッチングに費やしています。コネティカット大学で鳥類学の授業を受けているとき、私はこのスポーツ(バードウォッチングは間違いなくスポーツです)に出会いました。大学卒業後、ニュージャージー州に戻ってからは、ひとりでバードウォッチングをしていました。2017年に友人がブルックリンにあるモリーのクラブに関する記事の切り抜きを送ってくれました。モリーやFBCのリーダー、メンバーたちは、バードウォッチをフィールドで楽しみながら、またクィア、障害者、BIPOCの人々が日々直面する困難を恐れることなく打ち明けながら、感謝の心と思いやりを持ち、責任感を持って行動できることを教えてくれました。自然保護の観点からは、NoahとFBCのコラボレーションは、広く伝えられている絶滅への警鐘に声を上げ、地球の前途にある危険を警告しています。私はこれまでカササギガモを見ることができればと願ってきましたが、バードウォッチングは、私が時々家族に会いに行く母国インドや故郷の町をより深く理解するのに役立っています。FBCは私に大きな意味をもたらし、このような経験を分かち合いたいと願う人々との距離を縮めてくれました。

 

10% of proceeds will be donated to the Feminist Bird Club.