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Save The Great South Bay


NoahのSS20ルックブックでは、海が直面している問題に焦点を当ててきました。「No Fish, No Future(魚がいなければ、未来はない)」、「有害な海を生み出す潮」、「虐殺されるサメたち」。そして本日取り上げるテーマは、「自己責任で泳ごう」です。

ロングアイランドの人々にとって海は生活の一部です。しかし第二次世界大戦後に生まれている人なら、かつては非常に豊かであった沿岸の生態系がここ数世代の間に崩壊していくのを目の当たりにしているでしょう。アサリ、カキ、魚はほぼ姿を消しました。湾に注ぐ川にはゴミが流れ、海岸は汚れました。海水浴場は汚なすぎて泳げなくなり、海岸線は褐色の潮で汚染されました。

急速に進行する環境破壊は、誰もが知っていたことではありましたが、誰もその対策がわかりませんでした。セーブ・ザ・グレート・サウス・ベイが8年前に設立されるまでは。セーブ・ザ・グレート・サウスベイ(STGSB)は、一般の人々によって設立されました。その始まりは、自分たちの思い出の中で際立っていた海岸が、以前の面影を失ってしまったという会話からでした。それが一歩踏み出すきっかけとなりました。

Noahは、STGSBの歴史と現在の取り組みについて、ロビン・シルベストリ(Robyn Silvestri)に話を伺いました。2020年「1% for the Planet」パートナーとして、この市民主導の組織を支援できることを嬉しく思ってます。

セーブ・ザ・グレート・サウス・ベイの概要を教えてください。

Save The Great South Bay Inc.は、ロングアイランドのグレート・サウス・ベイの活性化を目的とする501(c)3非営利団体です。サウスショアに昔住んでいた人、そして現在の住民、漁師、ボート乗り、パドルボーダー、サーファー、船乗り、環境保護活動家、市民団体、学校、海洋科学者などで構成され、全員が協力して活動しています。

STGSBはいつ設立されたのですか?

きっかけは2012年8月4日です。セイヴィル高校の77年度卒業生が、かつてベイポートにあったグレイホース・タバーンで35回目の同窓会を祝っていたときです。自分たちが育った湾岸が失われているということを話していた2人がいました。その数週間後、Facebookで「Save The Great South Bay」というグループが作られたのです。今ではメンバーが14,000人になっています。

STGSBのような組織の必要性が高まったきっかけは?

この湾岸で起こったことは、衝撃と嫌悪感を生み、ロングアイランドの長年の環境危機を象徴していることに気づきました。そこで科学者や地元の人々に働きかけ、どうすれば湾を回復させることができるのか、どのような行動が必要なのかについて話し合いを始めました。

グレート・サウス・ベイにとって、最も有害で壊滅的だった時期は?

私たちがセーブ・ザ・グレート・サウス・ベイを設立してから10週間後にハリケーンサンディが襲来し、私たちがいかに脆弱なのかを思い知らされました。かつて豊かだったこの湾にアサリがいなくなったということだけではありません。問題はそれよりもはるかに大きかったのです。何十年にもわたり、氾濫原に建物を建て、湿地帯をブルドーザーで破壊してきた結果、沿岸の回復力が著しく損なわれていたのです。アマモの群生地や湿地帯の島々(かつては波の影響を和らげる役割を果たしていた)は壊滅的な打撃を受けました。また、本土の樹木や自然の生息地が急速に失われたことで、汚染を吸収する有機物がほとんどなくなり、大きな暴風雨で流出した汚染水が甚大な問題となりました。

さまざまなプログラムについて教えてください。

幸運にも、情熱のある献身的な多くの人々に協力してもらい、非常にローカルなプログラムを実施しています。

1.クリーク・ディフェンダーズ:
サウスショアの16の町や村には、湾に流れ込む約50の小川があります。健全な小川なくして健全な湾はありえません。そのため、私たちはそれぞれの地域にクリーク・ディフェンダーと呼ばれるスチュワードを任命しました。このプログラムでは、マサペクアからマスティックまでのすべてのコミュニティで、地元サウスショアの住民、学校、市民団体、環境保護団体を集め、クリークの清掃と保護を行っています。

2.生息地の回復:
目標は、湾とその河口域に二枚貝を戦略的に再導入し、これらの濾過摂食(カキやリブ付きムール貝など)を水の浄化に役立てることです。生きた海岸線や湿地帯の復元を提唱し、マリーナ業界と協力して「環境に優しい」政策の推進を支援しています。

3.ベイ・フレンドリー・ヤード・プレッジ(湾に優しい庭づくり宣誓):
STGSBは草の根環境教育(Grassroots Environmental Education)とともにこのイニシアチブを立ち上げ、現在では30もの地元の環境保護団体が参加し、湾にやさしく、農薬や化学肥料を使わない庭づくりを提唱しています。また、生息地の回復に重点を置き、在来種の植物、特に地元の動物相(鳥や蝶など)に有益で、ロングアイランド固有の美しさを際立たせるような植物のみを植えることを推奨しています。

4.科学第一主義:
私たちは、政治に左右されない、科学的根拠に基づいた体系的な湾の管理方法を推進します。健全な湾は、サウスショアの健全な経済を意味し、また将来の世代のために重要な公共財を保護することを意味します。子供や孫たちが、私たちが子供の頃と同じように、この海で魚や貝を捕ったり、泳いだり、ボートを漕いだりできるようにしたいのです。

STGSBの次なる目標は?どのように人々に関わってもらいたいですか?

2019年、私たちは10回以上の組織的な清掃活動を実施しました。2020年はアースデイ50周年にちなみ、50回の清掃活動を目標にしています。清掃活動に参加するには、ウェブサイト:www.savethegreatsouthbay.orgをご覧ください。ローカルなスチュワードシップ、コミュニティへの働きかけ、教育、そしてアドボカシーがロングアイランドの未来への鍵となります。ともに湾を守りましょう!

STGSBの詳細は、www.savethegreatsouthbay.orgまで。


Learn more about STGSB: savethegreatsouthbay.org