Not Dead Yet!
Category : JOURNAL
Dec 01, 2021

ファッションビジネスでは、それぞれのシーズンに新しいデザインを流通させることが定番の考えとされています。 最新のトレンドを創り出したり、それを踏まえながらプロモーションしたりと、ファッション業界を活性化させるという観点では素晴らしいことだと思います。しかしながら、顧客からの需要を予測し生産販売を行う過程で、シーズンの終盤には在庫となって しまった商品の価格をマークダウンして販売、そして場合によってはアウトレット販売や廃棄処分を行なってしまっているという現実を 耳にすることも稀ではありません。
私達NOAHは、商品の過剰な大量生産を行なっていません。 そして自分達の商品に自信を持ち世の中に送り出すことをモットーとしています。 ファッショントレンドを意識することよりも、私達が信頼している素晴らしい生地を、私達が信用している優れた生産環境の協力のもとに 普遍的で高品質な商品を少量で生産販売しています。
私達Japanチームは、2017年9月にNOAH CLUBHOUSEを東京原宿にオープンしてから5年目を迎えています。 昨今のコロナ禍の中で、ビジネスとしても厳しい状況となったことも事実ですが、私達は、ファッションビジネスの中で当たり前とされて いるシーズンエンドのマークダウンセールを基本的には行っていません。なぜなら固定的な概念を少しでも変えて行きたいと思っているからです。
NOAHには、ベーシックで永く愛用でき、耐久性が高く飽きのこないデザインが多く存在します。 私達スタッフ自身も、過去のシーズンの商品を今でも愛用しています。そしてある時は何シーズンも前のものに、購入当時よりも愛着 を持ったり、改めて購入したりする事もよくあります。しかしながら、過去の商品の在庫量が増えてきてしまっているという現実にも直面 してしまっています。
私達は、過去の商品を何か良い方法でアップサイクルさせて、再び世の中に送り出す方法を模索してみました。 そして、日本ならではの卓越した技術を活用したり、アーティストとのコラボレーションによって新たな付加価値を生み出し再販売する というプログラムを実行するという考えに至りました。
私達は、過去の商品への特別な思いを込めて、これから継続するアップサイクルプログラムを「Not Dead Yet!」としてスタートします。 We are not dead yet!





